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KAFKAのサンドロ・ボッティチェリの「ユディト」を拝見して、記憶にボッティチェリが蘇ってきました。

この作品は、「Virgin Child John Baptist (聖母子と聖ヨハネ)」(1480-82年)で、市立博物館 ピアチェンツァ 所蔵です。

ボッティチェリ(1444/1445年 - 1510年)とギュスターブ・モロー(1826年 - 1898年)は、400年も隔てているけれど、ボッティチェリの「ユディト」をみて、モローの神話画を思い出してしまいました。

ボッティチェリといえば、「ヴィーナスの誕生」とか「春」が有名だけれど、いちばん多く作品化したのは「聖母子」じゃないかしら?

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出産してから、カードを頂いたなかには、ボッティチェリの「聖母子」もありました。

私たちが知らない作品も多くあるのですが、海外で生活された方は、切手やクリスマス・カードでご存知でしょう。

レオナルド・ダ・ヴィンチと同じ時代の画家だけれど、いまイタリアでは、どうなんでしょう。ラファエロやドナテロたちのような「巨匠」というイメージはないけれど、イタリア フィレンツェが誇る画家だと思うのです。

それでは、トンド(円形)形式の「聖母子」を紹介します。左上の「マニフィカトの聖母子」は、実は描きこまれた人物が二人います。

記事 サンタ・マリア・ノヴェッラ トルナブオーニ礼拝堂のメディチ家

こちらの記事、ぜひ読んでください。マニフィカトの聖母子は下のほうにありますが、記事を全部読まれると当時のメディチ家、トルナブオーニ家がよくわかり、ほかの作品にも、こうした人々が描かれていることを知るきっかけになります。

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1 Madonna del Magnificat 「マニフィカト(マリア頌歌)の聖母」1483-85年頃 ウフィツィ美術館
2 The Virgin and Child with Three Angels 「聖母子と三天使」1493年 アンブロジアーナ美術館
3 Adoration of the Child「子どもの敬慕」1490年頃 ノースカロライナ美術館
4 The Virgin and Child, St. John and Angels「聖母子と聖ヨハネに天使」
5 Madonna della Melagrana「柘榴の聖母」1487年 ウフィツィ美術館
6 Virgin Adoring the Child 「子を敬愛する聖母」1490年 国立アメリカ美術館

弟子のフィリッピーノ・リッピ、バルトロメオ・ディ・ジョヴァンニやヤコポ・デル・セッライオの手が加わった作品もあるのかもしれません。

また「柘榴の聖母」は,イタリアの女傑でパッツイ家の陰謀の首謀者といわれたジローラモの妻、カテリーナ・スフォルツァが人物として描かれているということを今日、はじめて知りました。

記事 「Sandro Botticelli サンドロ・ボッティチェッリ
記事 「カテリーナ・スフォルツァ(Caterina Sforza)の謎 ボッティチェッリ プリマヴェーラから

この記事にはボッティチェッリでなかなか拝見することが少ないトンドタイプの聖母子が掲載されています。すべて人物はカテリーナだそうです。
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